2020年度  第16号 JICA中部(なごや地球ひろば)訪問 ~国際理解コース~

令和2年7月15日(水)午後、国際理解コースの1年生が、グローバルスタディーズ(コース独自の授業)の一環として、中村区笹島にあるJICA中部を訪問しました。2時間ほどの活動の中で、JICAの事業について説明を受けたり、国際協力活動体験談を聞くプログラムに参加しました。

まずは全員で、スリランカで国際協力活動の経験をされた奥田様から、スライドや動画でJICAの活動について説明がありました。
国の数は?世界の人口は?問題のレベルも最初は簡単でしたが・・・
ワークシートの問題にしっかり答えるためには、1階の展示スペースに向かう必要があります。
1回のスペースには、SDGs達成への取組について学ぶためのいくつかの展示があります。
密集を避けるため、15人ずつ2グループに分けて活動しました。
今回は、昨年の反省を踏まえて、十分時間をとるようにプログラムを見直しました。
熱心にワークシートを記入する生徒たち。
一般には公開されていない4階の中庭に、特別に案内してもらいました。

後ろの建物(右側)は、JICAで学ぶ外国人研修生の宿舎です。ビジネスホテルみたいですね。
この空間だけで、いくつもの”地球にやさしい”工夫が施されています。みんなはいくつ見つけられたかな?
Bグループは、スリランカに国際協力活動に参加した経験を佐々木様からお話しいただきました。ちょうど内戦中だったこともあり、平和が当たり前ではないということを強く感じたというお話もありました。

スライドを見ながら熱心に話を聞いたり、体験ゾーンでワークシートに記入しながら活動する生徒たちにとっては、2時間はあっという間ではなかったでしょうか。
 佐々木様がお話しされたように、他国に一歩足を踏み入れれば、必ず「異文化の壁」を感じるはず。でも、それを否定するのではなく、とにかく聞いてみる、話してみることで互いの価値観を近づけていくことが、何より大切ということでした。今日の訪問が、今後の授業や研修旅行に臨むにあたり、国際理解をどのような目的で学ぶのかを自ら考えてみる良い機会となったのではないでしょうか。

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